Xamarin 日本語情報

Xamarin(ザマリン) の代理店だったエクセルソフト田淵のブログです。主に Xamarin に関するエントリーをアップしていきます。(なるべく正しい有益な情報を掲載していきたいと考えていますが、このブログのエントリーは所属組織の公式見解ではありませんのでご注意ください)

Windows の Android Studio で Wear アプリを動かす

こんにちは。エクセルソフトの田淵です。

Xamarin でも Wear アプリの開発が出来るので試してみようと思い、まずはその前段階として、Android Studio で動作確認するまでをメモとして残します。

2014/11/18 追記:無事 Xamarin for Visual Studio Beta 版で Wear 開発が出来ましたので、 Xamarin for Visual Studio で Android Wear 開発 - Xamarin 日本語情報 を公開しました。併せてご参照ください。

Android Studio と Wear のエミュレーター環境を用意

詳細は割愛しますが、

などを参照してください。その際の注意点としては、

まずはエミュレーターのみでの動作が確認できました。

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Android Wear エミュレーターAndroid 実機デバイスを接続する

次は実機と接続してみましょう。
実機側にアプリが必要みたいなので、以下からインストールします。
Android Wear - Google Play の Android アプリ

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実機の Android Wear アプリとエミュレーターを接続する前準備として Android Wearエミュレータと実機をUSBデバッグ接続する | Smartphone-Zine の情報そのままに adb -d forward tcp:5601 tcp:5601 を叩いておきます。(adb はしょっちゅう使いますので <SDKインストールフォルダ>\platform-tools に PATH を通しておきましょう)

Android Wear アプリを起動して、端末を選択の画面まで進めて右上の設定アイコンから エミュレーターをペア設定 をタップします。

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時計の通知をON をタップして Android Wear にチェックすると、有効にするか聞かれたりしますので、OK します。

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これでエミュレーターと接続されているはずですので、試しに右上の Action overflow から デモカード を起動して 通知 (時間別) をタップしてみましょう。

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出ましたー♪

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Wear で右にスワイプすると実機でその内容を表示できます。これはデモカードなので実機では Google Now が表示されて終わりますが、Gmail とか受信すると普通に Wear エミュレーターに表示されてアーカイブとか返信とか出来ますので面白いです。

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うまくいかないなぁという場合は、実機の USB ケーブルを一度抜いて再接続したからかもしれません。再接続した際は、都度 adb -d forward tcp:5601 tcp:5601 が必要なので忘れないようにしましょう

サンプルの Wear アプリを実行してみる

さて、やっと笑 本題の Wear アプリを作ってみましょう。

通知は普通に行くようなので、試しに <android-studioインストールフォルダ>\sdk\samples\android-19\ui\BasicNotifications を適当な場所にコピーして Android Studio に Import して実機で実行してみましょう。

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こんな感じで通知が Wear に表示されますね。

15分ではじめるAndroid Wear開発 - 実機を使った開発環境の作り方 - Qiita では <android-studioインストールフォルダ>\sdk\samples\android-20\wearable\FindMyPhone を動かしているので、それに倣ってやってみましょう。実機のアラームが鳴るはずです。

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上手く行ったら続いて <android-studioインストールフォルダ>\sdk\samples\android-20\wearable\SynchronizedNotifications を動かしてみましょう。こんな感じです。

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次の回はこれを Xamarin で動かしてみたいと思います。といっても、既に Xamarin がこれらのサンプルを移植したものを Samples | Xamarin で公開していますので、興味のある方は是非試してみてください。

Wear 面白そうですね!色々な可能性を感じます。

以上です。

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