Xamarin 日本語情報

Xamarin(ザマリン) の代理店だったエクセルソフト田淵のブログです。主に Xamarin に関するエントリーをアップしていきます。(なるべく正しい有益な情報を掲載していきたいと考えていますが、このブログのエントリーは所属組織の公式見解ではありませんのでご注意ください)

Xamarin 開発の GitIgnore ファイルを見直してみた

こんにちは。エクセルソフトの田淵です。

こんなツイートを見かけたので、そういえば都度変更されるなぁと思い、GitIgnore の設定を調べなおしてみました。

いつも変更されるアレ

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個人的ないつもの流れ

今更ですが、GitHub や Git で構成管理をする際にエディタの設定ファイルや OS 固有ファイル、ビルドの生成物などは不要なので無視する設定をします。それが .gitignore ファイルです。

Github の Web から新しくレポジトリを作成する時にも設定できますね。とりあえずファイルを作ってほしいので下の方の「Add .gitignore」で「Visual Studio」を指定してレポジトリを作成します。

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作成された直後にファイルを開き、直接編集しちゃいます。鉛筆アイコンの「Edit this file」です。

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で、肝心の内容ですが、僕は gitignore.io を活用しています。言語や IDE を列挙して「Create」をクリックすると、GitIgnore ファイルを生成してくれるサービスです。

www.gitignore.io

入力欄に文字を入力すると Intellisense 的にサジェスチョンしてくれますが、以下の言語や IDE、OS などに対応しています。

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Xamarin 開発で関わりそうな「macos, xcode, swift, windows, android, jetbrains, visualstudio, xamarinstudio, androidstudio, visualstudiocode」を指定して作成してみました。

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発行される URL には上記で列挙した設定が含まれています。こんな感じ

で、肝心の個別設定ですが、Xamarin.Android プロジェクトで自動的に作成される Resource.Designer.cs は含まれていませんでした。

とのことで、Java Android 開発でもリソース管理ファイルは対象外にしているとのことなので、手動で追加します。また、API キーや秘密の情報を入れておくファイル(僕の場合は ApiKeys.csSecrets.cs)なども追加しておきましょう。

### Original ###
ApiKey.cs
ApiKeys.cs
Secret.cs
Secrets.cs
Resource.Designer.cs

を追加しました。

後は、レポジトリを作成した後で .gitignore をこの内容に書き換えましょう。

テスト用のレポジトリはこちらです。

github.com

実際に自動生成されるか?

この設定で Visual Studio 2017 で Xamarin.Android プロジェクトを作成し GitHub に同期、その後 Mac にクローンして Visual Studio for Mac で開いてみました。

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Resource.Designer.cs は当然同期されないので .csproj にはプロジェクトのファイルとして指定されているのに存在しないファイルということで赤く表示されています。

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Layout を変更してファイルを保存すると、無事自動的に Resource.Designer.cs が作成されました。

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問題なさそうですね。既に同期してしまっているプロジェクトは普通に .gitignore を書き換えるだけで良さそうです。

しばらくはこの設定で行きたいと思いますが「自分はこういう設定にしてるよ!」って方がいれば是非コメントなど頂ければ幸いです。

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