こんにちは。エクセルソフトの田淵です。
久々に macOS を MacBook Pro(少し古い「MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)」ですが)に新規インストールしたので、2017年2月時点の Visual Studio Code でコンソールアプリをデバッグする方法をメモしておきます。現時点で .NET Core 1.1 を使うようですので、しばらく同じ方法で大丈夫かなと。Windows でのやり方は以下です。
2017/2/24 時点の情報です。
環境構築/Hello World
Visual Studio Code のインストーラーをダウンロードしてインストールしましょう。
起動したら、Command Palette(⇧+⌘+P)で「shell」と打って PATH を設定しておきます。
拡張機能を入れておきましょう。今回は C# のコンソールアプリが目的なので、C# は最低入れておきます。
後は .NET Core のサイト を見ながら .NET Core をインストールしていきます。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
でインストールします。そのまま、Homebrew で OpenSSL をインストールします。
$ brew update $ brew install openssl $ mkdir -p /usr/local/lib $ ln -s /usr/local/opt/openssl/lib/libcrypto.1.0.0.dylib /usr/local/lib/ $ ln -s /usr/local/opt/openssl/lib/libssl.1.0.0.dylib /usr/local/lib/
そのままドキュメントの通りにプロジェクトフォルダを作成してプロジェクトを作ってみます。
$ mkdir NetCoreSample $ cd NetCoreSample $ dotnet new
.NET Core 1.1 RC4(?)で
dotnet new
の後にプロジェクトテンプレートを選択できるようになるみたいです。Yeoman みたいな感じ。楽しみですね!
$ dotnet restore $ dotnet run
Visual Studio Code インストール時に PATH を通しているので、
code .
でそのフォルダを開いた状態で Visual Studio Code が起動します。
(恐らく)project.json
があるフォルダを開くと、「Required assets to build nad debug …」という、ビルド、デバッグに必要な launch.json
と Task.json
を自動で作りますか?と聞いてくれるので「Yes」をクリックして作ります。
以下の launch.json
が作られます。program
の対象 dll が現在のプロジェクトに合わせて自動で設定されます。
{ "version": "0.2.0", "configurations": [ { "name": ".NET Core Launch (console)", "type": "coreclr", "request": "launch", "preLaunchTask": "build", "program": "${workspaceRoot}/bin/Debug/netcoreapp1.1/NetCoreSample.dll", "args": [], "cwd": "${workspaceRoot}", "externalConsole": false, "stopAtEntry": false, "internalConsoleOptions": "openOnSessionStart" }, { "name": ".NET Core Attach", "type": "coreclr", "request": "attach", "processId": "${command.pickProcess}" } ] }
以下の Task.json
も作られます。インストールした .NET Core のバージョンのコンパイラでビルドされる設定です(のはず)。複数バージョンをインストールしている方は、dotnet --version
コマンドで .NET Core のバージョンや PATH などを確認しておきましょう。
{ "version": "0.1.0", "command": "dotnet", "isShellCommand": true, "args": [], "tasks": [ { "taskName": "build", "args": [ "${workspaceRoot}/project.json" ], "isBuildCommand": true, "problemMatcher": "$msCompile" } ] }
ここまでできたら、後は F5 でデバッグするだけ!
いい感じですね。
もっと開発!
NuGet Package を使いたい場合は、拡張機能で nuget で検索して「.NET Core Project Manager (NuGet)」をインストールします。
Command Palette(⇧+⌘+P)で「Nuget」と打つとパッケージ検索ができるようになっています。
例えば「json」と打つと Newthonsoft.Json
をインストールできます。その後「Restore」を求められるので Restore します。
後は普通にゴリゴリコードを書いて、デバッグしてみましょう。
やったね!!
Xamarin Studio は通常では複数起動できないですし、それなりに重いと思うので、軽量な Visual Studio Code でコンソールアプリのデバッグができるのは嬉しいですね。
Windows 編は以下です。
以上です。
直接は関係ないんですが…w Xamarin 気になった方は
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